TRPG 短話集

TRPGでのシチュエーション(主にダンジョン)を色々書いてます。

黒板消し

黒板消し

黒板消しって、ご存知ですか?

学校の教卓の前に黒板というチョークで書くためのボードがありましてね。

先生方は、チョークで黒板に、板書していくんですよ。

で、そのチョークを消すための道具が黒板消し。

え? そんなもの知ってるって?

最近の学校は、ホワイトボードに書くらしいから、つい書いてみた。

で、その黒板消しを、教室の入口の扉に落ちないようにセットしておくと、扉を開けた間抜けな先生の頭にクリティカルヒットするという伝統的ないたずらがあるんですね。

しかも、黒板消しのチョークで服が真っ白になるだろうけれど、黒板消しのチョークがついているところは、柔らかいし、軽いから当たっても物理的ダメージはほぼない。

その後は、知らんけど・・・。

 

前置きが長くなったが、現在、扉にそんなトラップを仕掛けてるんだ。

こんばんは。ゴブリンです。

もちろん、仕掛けているのは、黒板消しではなく、レンガなんだけどね。

扉を勢いよくあけるとレンガが、ガンと当たるという。

ま、当たらなくてもいいのさ。

レンガが落ちれば。

実は、レンガには、ヒモが結んであってだね。

その、ヒモの先には、死神が持つような鎌がセットしてあるのさ。

で、テコの原理で、勢いよく、その刃先が君の喉元へ・・・・。

ま、当たらないだろうけれどね。

こんな、誰も来ないような部屋をあさりに来るような輩だ。

こんな単純な罠付きの部屋に、何かあるなんて期待しないでほしいがな。

 

そうだな。何もないのも、あれだな。

テーブルにタロットカードでも1組置いておくか。

意味ありげに並べておいてやろう。

謎解きが好きな連中なら、勝手に邪推してくれる。