大きな木の下で
大きな木の下で
ここは、森の中の奥まったところにある、とある場所。
ちょっと開けたこの場所には、それはそれは大きな木が立っている。
幹の太さは、大人が手をつないで、5人くらいだろうか。
まぁ、かなりの太さはあるだろう。
また、高さも、相当なもので、森のなかで、ひと際高い。まるで塔のようだ。
周りに、こんな大きな木はないから、目立つ。
森の中を移動するときには、木々の枝の隙間から見えるこの大きな木が目印になるくらいだ。
この森に慣れている者は、この木を目印にして、よほどのことがない限り迷子にならないだろう。
この木の近くには、目立たないが小屋がある。
木こりや狩人が、避難所的な場所として利用している。
一応、結界らしきものがあり、夜は安心して眠れる仕様らしい。
それを、信じるお人よしばかりでは、ないと思うけど。